★ムジヌフ
今日のムジヌフ(麦粉(むぎこ))は、ミネラルたっぷり伊江(いえ)島(じま)産(さん)です。伊江(いえ)島(じま)の土地(とち)や畑(はたけ)はサンゴ礁(しょう)でできているため、雨(あめ)が降(ふ)ってもすぐ流(なが)れてしまい、米(こめ)を作(つく)ることができませんでした。島(しま)の人(ひと)たちは主食(しゅしょく)の米(こめ)の代(か)わりにさつま芋(いも)や麦(むぎ)を栽培(さいばい)してきました。麦(むぎ)は寒(さむ)くなる11月(がつ)頃(ごろ)に植(う)え、5月(がつ)から6月(がつ)にかけて刈(か)り取(と)りをし、もみがらのついたまま倉庫(そうこ)にしまっておきます。粉(こな)をひく機械(きかい)は裕福(ゆうふく)な家(いえ)にしかなかったのでお金(かね)を払(はら)って挽(ひ)いてもらったそうです。麦(むぎ)の粉(こ)はお店(みせ)で売(う)っている小麦粉(こむぎこ)のように真(ま)っ白(しろ)ではありません。なぜかというと麦(むぎ)の表面(ひょうめん)をけずらないで胚芽(はいが)のところまで粉(こな)にしてあるから茶色(ちゃいろ)の小麦粉(こむぎこ)になります。【今週の給食「ひとくちメモ」より】